動物の友達達の場外乱闘の話(ゲーム関係なし)

日曜に政剣の動画を漁っていたらトレンドタグに気になるものが。

「また燃えてんのか~」と野次馬に行ったところ、場外乱闘の脚本が凄まじい出来でつい見入ってしまった。

今年見た映画の中ではトップかな。一時的にYahoo!トレンドにも入っていたし、既に概要を知っている人も多いと思いますが・・。

リアルタイムで放映中で、今後の展開が読めない。今からでもあらすじは分かるので『ダークな世界観』に抵抗が無い方は流れを追ってみると良いと思います。

燃料の質はペヤング事件や議員大号泣会見級(サスペンスドラマのように万人向けの脚本ではないので、各要素の繋がりが把握出来ないと面白くないかも)。

月曜の夜、追加燃料がないか確認してみたところ、2ch創設者の方が楽しそうに首を突っ込んでいたり、再生数が多い関連動画の削除(タグ外しによる火消しかも?)が行われていた。そういった性質の話。

この映画の見どころ

最大の山場は出来の悪い陰謀論を当事者達が裏付けして自爆。

(ふーんそうなの。そうだったら面白いね!大変だw)⇒当事者「!!!」⇒(あ、あれ・・?なんか急激に真実臭くなったんだけど。まさか全部本当なの!?)。

非常にマズい流れなので、一般に公開する脚本の続きを考える係としてテレビ東京が名乗り出た(謝罪で足止め)訳ですが、既に出回ってしまった材料からどう加工するのかも今後の見どころ。

事実は絶対に公表されないですよ(この一件に限った話ではないですが)。材料から推測出来る「事実めいたもの」の出来が悪過ぎるもの。それ故にスリリングで面白い訳ですが。大昔に芥川賞を受賞した蛇にピアスのような、妙な現実感、危機感がある荒廃した世界への誘い。

2ch創設者の方は当事者の擁護側

今回の問題をビジネスライクな土俵に上げてしまえば、然程インパクトのある話ではなくなる(今後更にヤバい燃料が出て来なければですが)。

『せっかく尋常ならざるボロを出してくれたのだから、この機会にどこまでズブズブなのか知りたい』という気持ちが浮上して来る流れに、『頭が悪い』の一言で問題が完結、原因が全てそこにあるかのようなムードにしてしまった。つまり、

映画の内容がつまらなくなる事を言って、役者達を救おうとした。

※救う意図があったかは不明だが、どんな火消しより消火の力は大きい。完結した、理解したと感じると人の脳は忘却のプロセスに入るので。

4/17:逆転のシナリオが見えた

外から見た構図を 悪VS悪、行き過ぎた者同士の喧嘩にしてしまえば印象は全く違うものになる訳で、この仕掛けは上手いな(2ch創設者の話じゃないですよ)。

切れ者の打ち手が盤上に出て来た。攻撃されると痛い部分ではなく、攻撃すると大義名分が消える部分を攻撃するよう扇動、醜悪な戦いにした後、暴徒として扱う。

物語はSFから歴史物に変化しつつあり、統率が取れていない軍の一部が大義を忘れて豪族の蔵を襲っていたのは何の漫画だったか・・。

以下は流れを大体把握した人に向けた個人的な感想

これ、旧というか現権力構造 と ネット文化の戦い、パワーバランスを描いた物語なんですよね。『拡散機能を手に入れたペンは果たして剣に勝てるのか?

ジャンルはSF(極めて現実的なSF)。SFのイメージとはかけ離れていますが、日本社会の平均的な精神はネットなる技術にも追い付いておらず、起こるべくして起きた&今後更に大きな類似事件が高確率で起き、それに伴い構造に変化が生じる。

ゲーム的に言えば投票イベント。『その変化はいつ頃が良いか?』という投票。軽くでも今回の情報を知った人は投票券を手にし、映画の登場人物となる。

入手できる投票券は所持している(上手く利用できる)情報発信媒体により質や数が違い、投票する場所、投票の仕方によって危険度や影響力も変わる。

面白いのは直接的な被害がある火種に近い人、何らかの権威に属し普段なら影響力が大きい人程に投票を行うのが危険で、迂闊に動けないこと。

映画の放送時間と筋書きを決めるのは、この件とは直接的な関係がない安全域にいる人々の判断と行動であり、現在これを書いている自分や、これを読んでいるあなたは今回の映画の主役。つまり『ただの野次馬』が主役の映画なんですよ。

野次馬に出来る事は「遠巻きにして騒ぐ」「更に野次馬を呼ぶ」「結末を見守る」とその程度ですが、普通は主役となる人達が動きにくい状況にあるので、自由に動ける野次馬の方がストーリーをコントロールしやすい状況にある。

日曜に放送してたの見ました?自分は過去何度も見たのに、つい見てしまいましたが最強の存在は何だったか?(※上のページのあらすじに書いてある)。

象は簡単に制御出来る。蟻の大群も核となる存在を狙ったり、権威で誘導すれば制御出来る。しかしそれより更に小さい単位で、核が存在しなければ対処は極めて困難。

この名称不適切なんですよね。大きな権力、利益が絡む事には大体関与している訳で実情は肯社会的勢力。警察、公的機関、有識者とやらにとっても『お得意様』。横の繋がりが上部にあるので、全体にとって都合の悪い事実は・・。・・・。

カテゴリー上はそっち系の方々でなくとも、現時点で大きな利益を得る活動を効率化するなら最適な手段はそっち系の方々と近い(同一の)ものになる。

故に名称で区別して「あれはダメ、これは良い」する事に大きな意味はなく、最適な手段の方が真っ当な方向に変化すべき。で、その変化を牽引する最強の存在が、

ただの野次馬、一般的なネット消費者の核は、強いて言えばここにある。

さて、この映画の続きはどうなるのかな。自分の野次馬としての役割は記事の上部に二つリンクを貼り「面白い事になってるぞ!」してほぼ終了。あとは思い出した時に軽く流れをチェックするだけ。

この映画の終わり方に良い悪いはない

心情的には勿論「良い終わり方」はありますが、終わる時期と終わり方には力関係がダイレクトに反映される訳で、野次馬にとっては「その結果を知る事が出来る点」にこそ大きな意味がある。

尻尾切りの及ぶ範囲、タイミング、それに対する野次馬の反応で大体の事は分かる。

一応ゲームと話を繋げます。

ケモノの1期が流行った時に視聴した話をかんぱにの記事に書きましたが、

もう「すごーい」しか覚えてないし、大して面白かった記憶もない。流行った事には相応の理由があり、見る人が見れば良い作品だったのだと思いますが・・

と、自分のように作品の良さが分からない人が、素材を流用して続編を作った場合に今回のような事態(ニコニコで最低評価)になるのだろう。

やはり、分からないなら作れないらしい

人を使う力、人を使う立場にのし上がる力⇔面白い(売れる)ゲームを作る力は全く違うと思いますが、分からないなら分からないで、分かる人を見分け、上手く使い、余計な口出しをしない力は必要。

この良素材から何故こんなものが!?な悲劇が生まれる背景にどういった事情があるのか?の「ひどい例」を今回知った。

自分の興味の対象から外れるアニメの事は正直どうでもいいですが、ゲームの制作&運営においてもこの手の理不尽が行われているかと思うと、平静ではいられない。

・・でも、似たような話は一度したからもういいや。

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